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夏一番の涼しい日

心地の良いそよ風が吹く

今日という日は二度と来ないだろう








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「ぅひゃぁー…涼しいってばよぉー…v」

「うん。夏らしくないねー…っv」

ちゃんっ…鳥が飛んでるってばよぉーっw」

「ぅわぁ〜v本当だぁー…っw」

「ひゃひゃっ…こんな日に二人っきりだなんてオレ、幸せだってだってば……っ……げふッ!!」






バタンッ






「ナ、ナルト君っ!?」






その時、ナルトに強烈なキバの蹴りが跳んできた。



「だーれが二人っきりだってぇー!?」

「俺達が居るのを忘れてねぇか?」

「自業自得だ。」

「この、ウスラトンカチが。」



「皆ひでぇーってばよぉー!!可弱いオレを苛めるなんてっ…!!」

『誰が可弱いだ。お前可弱くないだろーが。』

「すごーいっ…皆息ピッタリっ!w」

ちゃん…そこ、褒めるところじゃねぇってばよ……」







今日は皆で久しぶりに外で遊ぶ事になった。

一番年上の本人は気づいていないが、実はナルト、サスケ、キバ、シカマル、ネジはの事が好きなのだ。



ちゃんっ、何して遊ぶってば?」

「うーん…如何しよう……」

「オレはー……」

「誰もナルトの意見なんて聞いてねぇっつーの。」

「なっ…なんだってぇ!?」

『当然だろ。俺(達)はに聞いてるんだ。』

「わっ…また息ピッタリっw」

「ナ、ちゃん……っ」







そんな会話が暫く続いた。







「ねぇねぇ。折角だし、サクラちゃん達呼ぼうかw」

「おっw良いってばねーvv」

「うんw皆、賛成らしいし呼ぶねw」


((皆、賛成してねぇよ!!))←ナルト以外の人達の心の声



は携帯を取り出すとサクラに電話し始めた。









数分後...







「サスケくぅぅーーーんっっw」

「くぉらぁぁぁ!!退きなさいよ!!いのブタぁぁ!!」

「何よ!!このデコデコぉぉ!!」

「ぁ…あの…二人とも……っ…喧嘩は……やめようよ……っ」

『ヒナタ(ちゃん)は黙ってて!!』

「はっ…はいっ……」



いのとサクラが激闘しつつも何をするかと言う雑談が始まった。








「あたしはー…サスケ君がしたい事したいなぁw」

「私もーw((いのブタにだけ良い思いはさせないんだからっ))」

「俺は…別に……」

「だから俺はー……」

『ナルト黙れッ!!』

「は、はいぃ……っ((サクラちゃん達恐いってばよぉ……))」






こんな会話が数分も続いたのだった。






「……決まらないね………;;」

「そうだな……」

「じゃぁ、手紙でも書かない?v」

『手紙ィ?』



全員がいのを見た。



「好きな人に手紙を書いて送るのw名付けて『ぶっちゃけ告白しちゃおう企画』よ!v」

「す、す、す…好きな人…に…っ…((ナ、ナルト君に…?!///))



((告白……に……!!))←男性陣の心の声



「へぇw面白そーだねーvV」

「ナ、は賛成なのか……?」

「うんw面白そうだしねvv」

「お、おもしろ……!?」



「じゃぁ、決定ねw((サスケくぅぅんっvv))」

「じゃ、早速手紙を書こうーvV((しゃーんなろー!!))」












数分後.....


「出来たーvV」

「わ…私も…っ……」

「俺もー!v」

「よし!wじゃぁ、出しに行こっかw」

「そうだねw」






皆は歩いてポストまで行った。



「じゃ、じゃぁ…出すわよ?v」

「ぅ…うん…っ」



ガシャン


皆が次々とポストに入れ始めた。



「よ、よし…入れるわよ…っ!v((サスケ君に届けーvV))」

「えいっ…!v((しゃーんなろー!!v))」

「………………っ…///((ナ、ナルト君…v))」


いの、サクラ、ヒナタが次々と入れた。


「じゃぁ、入れた人から帰ろうか…((恥ずかしいし…///))」

「う、うん……っ」



「次は俺ーっ…!v((ーvvv))」


キバが手紙を入れた。


「次は…俺……((……っ))」


ネジが手紙を入れる。


「次はー…俺だってばよぉww((ちゃぁーんww))」


ナルトが手紙を入れる。


「…フン……((に…))」


サスケが手紙を入れる。













そして....



「あれ?シカマルは入れないの?」

「んぁ?俺最後で良いし……」

「ぇー…私が最後だよー?」


最後にとシカマルが残った。


「俺が最後……」

「私!!」



無意味な争いが始まった。


「俺だっつてんだよ」

「私ー!!」

「俺だ!」

「私よ!」












数分後....



「もう止めねぇか…。どっちにしろ同じだし…」

「そうだね……」


二人は息を切らしてポスト前のベンチに座った。



「あ!シカマルは誰に書いたのー?v」

「な…んな事聞くんじゃねぇよ…っ…((お前だっつーの…))」

「ぇー…気になるなぁ……」

「…俺だってお前の気になるけどな……」


「秘密よ!!」

「なんだよ…お前だって秘密じゃねぇか……」



((は…一体誰に書いたんだ……?))


((シカマルは誰に書いたんだろう……?))









その時だった。





ぴゅぅぅううううーーーーー





「うわっ……」


「ひゃっ……」




物凄い勢いで風が吹いた。



その瞬間、二人の手紙が風で飛ばされてしまった。







「手紙が……」


「ぁっ……」




二人は手紙を追っかけた。




「くそっ…何処まで飛ばされてんだよ…っ」

「待てーーー…っ」





ひゅるるるっ




「あっ…」

「おっ…木に引っかかりやがったっ…」



「如何しよう……」

「クナイで…取るか……」



シカマルがクナイを木に投げると物凄い勢いで木から手紙が落ちてきた。



「あっ…w」

「おっ……」




二人は落ちた手紙の所へ走る。




「良かったーw私の手紙ーw ……ん?」


「如何したんだ…? ……んあ?」









「こ、コレ……」


「コレって……」





二人は目を見合わせた。








「私の…名前?」


「俺の名前……?」



間違えてはシカマルの手紙、シカマルはの手紙を取ってしまった。


そして其処には……






の手紙にはシカマルの名前が


シカマルの手紙にはの名前が






「その…つまり…シカマルの好きな人って…私?!」


の好きな奴って…俺!?」





二人は顔を見合わせ笑った。
























夏の一番 涼しい日。



これは





そよ風のイタズラ。








fin...



久し振りに夢小説が完成しましたっ…!

スランプ状態で暫く書けなかったんです…(苦笑)

現在も少しスランプ気味…;;

明らかに変だろ!…と言う所が有りますが…お気になさらず。(死)




この作品は霞様宛て隠しページリクエスト作品です。

如何だったでしょうか?;;(汗)

変でゴメンナサイ;;(爆死)

気に入ってくだされば嬉しいです。



この作品は霞様のみお持ち帰り可能です。

隠しページ発見有り難う御座いました。





05.08.22