ネ ガ イ ゴ ト 


 ガ イ ゴ ト 





「笹の葉〜笹の葉〜っ!v」


「ワンワンワーン!v」


「…ってかなんで赤丸まで歌ってんだよ……」


オレと赤丸とは笹を持ってオレの家まで帰る所だ。





「もー!キバ君も喜ばないとっw明日は七夕だからって近所のおじさんから笹を頂いたのよ?v」


「…だから何だってんだよっ?」


「もォー…。あ、早く帰ってお願い事書かなきゃっvV」


「餓鬼くせぇー……」


「なによぉ…もー、行こうっ!赤丸〜っ!!」


「ワンワンッ!!」


「ちょ…赤丸っ!?っ!?」



二人は凄いスピードで走って行った。

何だよ…七夕、七夕って……。



明日は七夕…そしてオレ(と赤丸)の誕生日なのに……。
















こんな感じでオレの家に着いた。


「へへ〜っvV短冊だよォ〜vV」

「ワンワンw」

「…だから何だっつーんだよ……」

「も〜…今日のキバ君ノリ悪いぞーっ!」

「悪かったなぁ……」


つーか…ノリ悪くなるに決まってんだろー?

明日はオレの誕生日なのにの奴…忘れてやがるんだから…ッ











「キバ君は願い事書かないのー?v」

「は?…別に願いねぇし……」


あるとすれば……誕生日祝って欲しい…って事ぐらいだけどな………








「じゃぁ、私が書いてあげる〜vV」

「は?」

「良いから良いから〜vV」

「良くねぇよ……」


は短冊を持ってくると何かを書き始めた。

一体何って書くつもりだよ………







「でーきたっw」

「ふーん……」

「何よォ〜…その反応の薄さはぁ…」

「ワンワンワン!v」

「え?見たいってー?vしょうがないなぁ〜w」


…本当に赤丸が見たいって言ったのか!?








「キバ君のお願い事〜!!新しいフードが欲しい〜!!v」

「…いつオレがそんな事言ったんだよ……」

「えー…要らないの〜?」

「…そんな事は……ねぇけど………」



つーか、願い事ってそんなんで良いのかよ……。



「次ー!!頭が良くなりますように〜っvV」

「わ、悪かったなァ…どーせオレ馬鹿だし……」

「ワンワン〜!」

「赤丸っ!?何笑ってんだよッ!!」

「ははははは〜っvV」



な、何だよ…二人(?)して笑いやがって……ッ




「ッ…貸せよッ!オレが自分で書くから…ッ!!」

「ほほォ〜やっとやる気が出たかぁ〜っvV」

「うるせぇ!!アッチ行ってろッ!!」

「はーい…。行こ、赤丸っ」

「ワン!」





はぁ…何書いたら良いんだか……





しょうがねぇ……








――オレの誕生日を祝って欲しい―――









「…素直に書いちまった……」





ま、今更叶わけねぇけど……






























次の日。


「…………は…………?」




朝起きたら目の前には――






「ぁ、キバ君っvVおはよっw」

「お、はよ…って……は?」




何だよソレ……


目の前には「キバ君誕生日おめでとう!」の文字が……


え……?





「へへw驚いたぁ〜?vだって今日キバ君の誕生日だもんねっw」

「な、なんで………」

「なんでって………」



するとはポケットから一枚の紙を取り出して……




「だって、キバ君。誕生日祝って欲しいって書いてたから……」

「そ、それ!?オレの書いた短冊!?」

「うん。始めからキバ君に書かせてキバ君が欲しい物をプレゼントしようと思ってたの」

「な、なんだよ…ッ」

「まさか、祝って欲しいって書いてあるなんて想像してなかったけどw」

「…………ッ/////」






な、なんだよ…ソレ……


でも………嬉しいじゃねぇか……ッ

















―――キバ君っ…そして赤丸っ……―――




















―――誕生日おめでとう―――











fin...



キバの誕生日夢ということで(何)

キバの誕生日は七夕なんですよね〜vV

しかも、赤丸と同じ日とは…流石w(意味不)

とりあえず(?)、誕生日おめでとうvV



この作品は期間限定のフリー夢なので期間が過ぎたらお持ち帰りは止めてください。



05.6.29