恋 人 の 日 々 


「先生ーーっ!」

「珍しいね〜、君がそんなに慌てるなんて…」

「もう…今日が何の日か忘れたんですか?」

「……………ははは」

「先生はいつもいつも………」

「で、何の日?」

「それは――――」






 人 の 日 々 。






「――――内緒です!」

「な…何其れ……」




何其れじゃないよ……

今日は…私と先生にとって大切な………









「ま、教えてくれないんなら…別に良っか。」

「な…それで良いんですかぁ!?」

「だって、忘れたもんはしょうがないでショ?」 

「こ…この………」

「…………?」

「バカ教師ィィィィーーーー!!!」

「……バカ教師……?」

「先生なんて大嫌いだぁぁぁぁーー!!」





私は走って先生の前から去った。

なんで忘れちゃうの!?

……凄く………

凄くに大切な日なのに……


カカシ先生のバカ野郎ーーーーッ!!

































「はぁはぁ……」


もう疲れちゃった……

先生は今頃何してるかな……?



………じゃなぁぁぁぁあああいいいい!!


もう先生なんて……

カカシ先生なんて……









…大………


…大…………



…だいっ………







…………好き………









ううっ……


嫌いになれないよォ……


……カカシ先生………






















「…はぁ…………ん?」



郵便受けに手紙が………


あれ?郵便ってこんな時間だったっけ?













「ぇーと…誰宛?………私?」


私宛の手紙だなんて……



…差出人の名前は…………











―――――無い――――――



















それは………


まるであの時のようだった………


一年前の今日………






「まさか…この手紙って……」








間違いない……


この手紙は………




「…なんて書いてあるんだろっ……」



















!?



















「こ、これって………」






ギュッ




私は手紙を握り締めた。












そして













走った


走った


走った









アカデミーまで走った










そして……







屋上に

















―――アカデミーの屋上で待ってる――――




















あの時と同じ封筒


あの時と同じ字


あの時と同じ文







間違いない
















この手紙の送り主は―――――



















バタンッ



















「……先生………」




其処にはあの時と同じ場所で同じように本を読んでいる……


カカシ先生が居た



















「ん?遅かったじゃないか〜。一時間の遅刻。」



「せ…先生……今日が何の日か覚えて………」



「………兎に角、此処に座りなよ。」



「あ……はいっ」












嬉しい



覚えててくれたんだ





今日は―――









「時間って早いねぇー…あれから一年…か。」


「…そうですね……」


「あの日も夕日が綺麗だった……」


「……はい」








一年前の今日


私達は


付き合い始めた








もう


あれから一年










「長いような、短いような……」


「そうですね…なんか一年経った気がしない……」






















私達はその後も


すっと


夕日を眺めていた





























。」


「……何ですか?」









すると先生は私に近づいてきて



















「今も昔も…大好きだから」







と言い


私の頬に唇を落とした


























「……私もっ///」



















≪これからも一緒に居て下さい≫









END。







初カカシ夢。

初なのに…初なのに…甘いし、…これって微エロに入るんですかね?……(ぇ)

もし入ってたら言ってください。()

やっぱりカカシ先生は難しい…(苦笑)

カカシ先生に手紙……如何なんだろう…(待)




この作品は千依サマ宛のキリリク作品です。

カカシ夢ということだったので…何かこんなのになってしました。

気に入ってくださったら嬉しいです。


この作品は千依サマのみお持ち帰り可能です。

キリバンを取って下さって有難う御座いました。



05.6.7