ボ ー ル 


ール





今日はいつもと違う。
そう、今日は…物凄く暑い。
…やっぱり夏って感じ……。



暑がりの私にとっては地獄同然だった。








ピンポーン






「ん?誰だろ……こんな暑い日に…」




ガチャ



ーっ!!オビト君が来たわよ〜」

「オ、オビトが?…なんで…??」






私は慌てて一階へ降りた。






「よ。元気かー?」


「オビト…な、なんで?」


「なんでって…遊びに来たんだよ。外で遊ぼうぜ?」


「嫌。暑いから。」


「うわ、即答ー……」



だって暑いんだもん。
外でなんて遊べないよー。




「良いじゃねぇかー。遊ぼうぜ?」


「えぇー・・・。全く、オビトって子供なんだからっ……」


「な、なんだよっ…!お前だって子供だろっ…!!」


「何よーッ!失礼ねーっ!!」


「良いから遊ぶぞっ!新しいボール買ったんだっ…v」


「ボ、ボール………」



やっぱりオビトって子供かも。。。




「なぁ、なぁ〜っ!v」

「わ、分かったわよ…。少しだけよ…?」

「おうっ!おーけェッ!!w」



仕方ない・・・。
ここまで言われると…断りきれないわ……。















「いっくぞォォーッ!v」

「ちょっ…なんでサッカーなのよっ……」

「何でって?」

「私、女の子よ。サッカーなんて出来ないっ!」

「ガキ。」

「な、なんですってー!?」


ガキって…。
子供っぽいオビトにだけは言われたくないわよーッ!



「ワガママ言ってばっかりでガキみてぇーっ」

「言ったわねぇー……良いわよっ!やってやろうじゃないっ!!」

「よしっ…そんじゃサッカーすんぞっvV」





こうして、オビトの作戦(?)にのせられてしまった私はサッカーをする破目になった。
……手加減しなかったら許さないんだからっ!!



















「はぁっ…はっ…はぁっ……」

「何だよ〜…もう息切れかよっ」

「う…煩いッ!!男と女じゃ体力が違うのよッ…!!」



つ、疲れたぁ……。
オビトってば手加減無しなんだもん…っ





「はぁ…しょうがねぇなぁっ……」

「オビト?何処行くのよー…?」


オビトは木陰の方へ走って行った。
何処行っちゃったのよぉ…あの馬鹿っ……。















「………遅い。」


遅い、遅すぎる。
あの馬鹿っ…何処まで行ったのよっ!!
まさか、私だけ残して…帰ったのっ…!?



はぁ…もう帰ろうかなぁ……。







その時だった。







「ひゃぁぁぁっ…!!??」


突然頬に冷たい何かが触れた。




「おっ待たせぇーーっ!!v」

「オビトォォーーっ!?」

「ほらよっ…喉渇いただろー?」

「ぁ…ありがとう……」


そう、頬に触れたのはオビトが買って来た缶ジュースだった。






「いやァ…参ったぜ〜…。人がさァ、自動販売機に列になっててさぁ……」

「……へぇー……」


……それで遅くなったのか……。
それにしても何で列になってたのよ……。




「……待たせちゃって悪かったな…?」

「え?あぁ…ううん、気にしてないからっ…」



なんか、帰ろうとか思った私が馬鹿みたい……。







オビトって良い奴……。










「はぁー…疲れたぁーっ!!」


その後も私達はサッカーをして夕方になった。


「うん、もう夕方だもんね…疲れちゃった……っ」

「……帰るか……?」

「うんっ……」



ぎゅっ



「……ホラ、行くぞっ……///」

「ぇっ…うん…っ……///」















その時オビトに握られた手が冷たくて……



真夏のこの時期には丁度良かった。






色々疲れる事はあったけど……










今日見たいな日だったら、またあっても良いかもっw












明日は、もーっと暑くなってるかもしれないvV












END。




初オビト夢vオビトって難しいですっ…(苦笑)

なんだろう…原作の登場が少ないせいかキャラがイマイチ…(オイ)

オビトじゃなくなっちゃったです…この話し…(爆死)



この作品は、霞サマ宛キリリク作品です。

如何だったでしょうか?

気に入って頂けると嬉しいです。



この作品は、霞サマのみお持ち帰り可能です。

キリバン4500おめでとう御座いました。



05.8.2