ゴ ミ ? 




ゴ  ?




どうにも、こうにも、暑い夏。

今日は一段と暑さがヒートアップ。

それは…今日がうちはサスケの誕生日だからだ。




今日の女子達の目はメラメラ燃えていた。

その目はまさに、獣。

獲物を捕らえようとしている獣の目。

その獲物こそが、うちはサスケ。



彼は、うちは一族の末裔で成績優秀、容姿端麗。

美少年と言う言葉がピッタリの完璧な男。

アカデミーも主席で卒業。期待の新人だ。(忍者の)





そんなうちはサスケに恋をする女は多し。

彼女達は今日こそはうちはサスケを自分の物にしようと素晴らしいプレゼント用意しているのだ。





そして私、もその一人である。







「サスケくーんっ!v」

「サスケ様ーッ!コッチを見てーっvV」

「キャァァーッw目があっちゃったぁーっw」



相変わらずモテモテ。

私の出て行く隙…あるかなぁ…。













「サスケくんっ…これっ…プレゼント…っ!受け取ってくださぁぁいっ!!////」



うむ。良いかな。



「予行練習はバッチリ☆あとはサスケくんが来るのを待つだけよっ♪」





早く…来ないかなぁ〜っw











『キャァーッvVサスケくーんっw』




来たぁっvV

サスケくん(とそのファンの子達)だぁw




「サスケくーんっw誕生日プレゼントッvV」

「はいっvVサスケくんにあげるーvV」



わっ…凄いプレゼント……っ

高そうー……。





「要らねぇよ…」


『あげるってばっvV』

『サスケくんの為に買ったのよー?v』


サスケくんの顔に苛立ちの表情が現れる。




その瞬間サスケくんは煙の如く消えた。




『サスケくん!?』

『サスケくんってばぁっ!?』




ど、どうしよ〜…っ

サスケくん居なくなっちゃったっ…。




















はぁ、結局見つからなかったよォ…。


ど、どうしよ〜…このプレゼント……。






捨てるか。





丁度川が目の前にあるしっ!









「えーいッ!こんな物ォォーーーッ!!」



「…何やってんだよ……」



「サ、サスケくんっ!?」





なんと私の後ろにはあの、あの、あのサスケ君が居たッ!!

け、気配全く無かったのに…っ






「…川にゴミを捨てて良いと思ってんのかよ…。」


「ご、ごめんなさいっ…」



サ、サスケくんって…エコロジー…。(意味違う)





「ゴミはゴミ箱に捨てろよ…」


「わ、分かりましたっ!ご、ごめんなさぁいっ…」




はぅー…サスケくんに怒られたよぉ…っ

最悪…っ




………あ、そうだっ………








「あのっ…私急いでるので、それっ…ゴミ箱に捨てといてくださいッ!!ではっ!」


「ちょっ…オイッ!!」




「ったく…ゴミぐらい自分で捨てろよ………ん…?」




その裏にはメッセージらしきものがあった。





「………アイツ…………」










―――うちはサスケくんへ―――





―――誕生日おめでとう―――




―――このプレゼント貰ってください―――




――――――







                         
「…貰ってくださいって書いてあるのに捨てれるかよ…莫迦が。」
















サスケくん…貰ってくれたかな…?


捨てられてたらどうしよう……。


はぅー…なんか恥ずかしいっ////








――あの莫迦女…ありがとう―――










fin...




サスケの誕生日夢です。

遅くなりましたぁ;;(汗)

サスケらしくないサスケでごめんなさいっ;;(死)



この作品は期間限定のフリー夢なので期間が過ぎたらお持ち帰りは止めてください。




05.7.30