アマイ　タベモノ





「サスケ君って甘い物とか大丈夫？」


明日は学校で調理実習がある。

そこでケーキを作るのだ。





そのケーキを一応サスケ君に食べて貰おうって計画してたり…する訳で。








「甘い物…？……大嫌いだ。」


「へ？…今何て言った？」


「だから、甘い物は大嫌いだ。」


「う、うそ………」



なんて事だろう…せーっかく私がサスケ君に食べて貰おうと思った計画がぁ……。




「？」


「え？な、なんでもなぁいよォ〜〜〜？」


「……怪しすぎる………」


「そ、そんな事は無いよっ………！」





あぁぁ〜…せっかくサスケ君に食べて貰おうと考えた計画が……。


どうしよう……。

















「ぁーもォ〜っ！最悪っっ！！」

「何だよ？昼間からうっせぇ奴だなぁ……」



昼休み私はいつものように屋上に居た。

屋上…と言えばやっぱり側に居るのはシカマルな訳で。



「うるさぁーいっ！！私は今猛烈に怒ってんのよーッ！！」

「……何に怒ってんだよ？」

「そ、それは………」



………サスケ君に…では無いし………勝手に計画した自分に…………？

シカマルの言葉に何も言い返せなかった。



「意味なく怒ってんのかよ……」

「ち…違うよっ……多分……」

「多分って何だよ？多分って……」

「良いのよっ…もう…。はぁ…明日のケーキ自分で食べるかぁ…シカマルは食べてくれそうにないし…」



はぁ…先生は誰かにあげる為に作れって言ってたのに……。

お母さんにでもあげるかなぁ……。





「シカマルー…」







ガチャ






その時屋上にチョウジがやって来た。



「おー…チョウジ。」


「んー…それとも…ペットのポチにでも…」


「はなんで一人でブツブツ言ってんの……？」


「さぁーなぁ……」


「んー…ケーキ……捨てる…のも勿体無いし…」


「！？ケーキだってぇぇえええ！？」




ビクッ




「ちょ…チョウジ？ど、どうしたんだぁ……？」


「ッ！！い、今ケーキって…ケーキって言ったよねぇ！？」


「そ、それがど、如何したって言うのよ！？」


あまりの迫力に私は呆然とした。


「捨てるんだったら僕にちょーだいっっ！！」


「えぇ…！？………うん…良いけど…」




まぁ、捨てるぐらいならチョウジにあげた方がましよね？




















「サクラっ！あんたにだけは負けないわよッ！！」


「あたしだって！いのになんて負けないッ！！」


「ふ、二人共気合充分だねぇ……」


『　『　当ー然よっ！！　』　』


す、すごい…意気投合ってやつ？(違)


「な、なに真似すんのよっ！いのぶたッ！！」


「なによっ！このデコリンッ！！」


「なんですってー！？」


「なによーっ！！」


「サスケ君に渡すのはあたしよっ！！」


「いいえ、私よっ！！」



二人共サスケ君に渡すつもりなの……？

だってサスケ君は甘い物が…嫌いだし………。

言った方が良いのかな…？



「二人共！！静かにしなさいッ！！」


『　『　はっ…はいィィ〜！！　』　』


先生…怖いなぁ……。


















「はぁ…なんとか出来たよぉ〜……」


ちょっと焦げたけど味は美味しそう(多分)ｖＶ



…チョウジなら焦げてても平気だよねっｗ(待)



















放課後。


「さぁーてｗ私の傑作、早く食べてもらおーっとっｖＶ」


屋上に居るかな？

とりあえず屋上に行こっと。



ガチャ



屋上の扉を開けた。



そこに居たのは―――




「………サスケ君？」




「………」





な、なんでサスケ君が！？

滅多に屋上なんて来ないのに………






「…………ん」



「……はい？」




するとサスケ君は私に手を差し出した。








「だから……ソレ…」


「……ケ、ケーキ？」


「………嗚呼」


「ケーキが如何かしたの………？」


「……だから……っ……俺の為に作ったんだろ…っ！？」



「な、なんで知ってんの！？」




なんで！？サスケ君には言ってないのに…ッ












「……チョウジに聞いた………」

「チョ…チョウジ！？((あのお喋りがぁぁぁぁーーー！！))」

「嗚呼…にケーキ貰うって言ってたぜ……」

「そ……それだけなのに何で私がサスケ君にあげようとしたって…知ってんの？」










「…がチョウジの為に作る訳ねぇだろ。は俺の事が好きなんだからな…」





「…………ッ………/////！？」






「バレバレなんだよ…お前は」





な、なななななな…なにィィィィィイイイ！？






「う゛…でもサスケ君、甘い物嫌いなのに……ケーキ食べてくれるの？」


「………が……毒味したら…な」


「ど、毒味……」



ど、毒味って…酷いなぁ……。

ま、まぁ…味の保障は無いわけで……。


















「じゃ…じゃぁ……味見…イヤ、毒味させて頂きます…っ」


「……嗚呼」





パクッ





「どうだ……？」


「う…んっ……結構美味しい〜…っｖＶ」




「そうか………」


「毒味終わったんだから…食べてよ…っ」


「………嗚呼」





そう言うとサスケ君は私の胸元を掴んで私を引き寄せると―――















………………！？

















「………美味かった」



「ちょっ……え！？/////」











一瞬の事なのであまり覚えていないけど……



確かに今…サスケ君の唇が触れて………















「ケーキとか甘い食べ物は苦手だけど……ああいう甘い食べ物は好きだぜ？」




「ちょっ…サスケ君ッ///////」





「また…貰いにくるからな」






そう言うとサスケ君は私の前から去って行った。












ああいう食べ物って…何よッ////



ま、また貰いに来るって………




ちょっ…ちょっと待ってよォォーー！！












ＥＮＤ。






題のとうり(？)甘い食べ物って感じで書いて見ましたｗ(笑)

その後チョウジはに奢って貰ったそうです(待)

そういえばチョウジ初登場(ぇ)なんですよね〜。

チョウジの夢小説…できれば書いてみたいなぁｗ(笑)




この作品は果歩様宛の隠しページリクエスト夢小説です。

如何だったでしょうか？

気に入って頂けると嬉しいですｗ



この作品は果歩様のみお持ち帰り可能です。

夢小説発見おめでとう御座いましたｖ




05.7.7