嵐 の デ ー ト 

のデート






「ばぁーーーーっかッ!!」

「むー…そう言わなくてもよォ〜…サクラちゃぁ〜ん……;;」

「何が『サクラちゃぁ〜ん…』よっ!馬鹿なもんは馬鹿って言ってんのよッ!!」

「だって〜…;;」

「『だって』じゃないでしょ!?良いの!?サスケ君に取られてもッ!!」

「良くねぇってばよッ!!」


ナルトは勢いよく立ち上がり、拳を握る。


「じゃぁ、何で嫌だって言えなかったのよッ!!」

「そ、それはぁ……;;」

「ナルトのせいで、とサスケ君が付き合ったらどうするのよッ!!」

「まだ決まったわけじゃねぇってばよっ……;;」

「とーにーかーくーッ!!良い?なんとしても2人っきりにするんじゃないわよ!?」

「それはもちろんだってばよッ!!」






そのころ私はそんな口論が繰り広げられてるなんて全く予想もしていなかった。















「ふう、これで良いかっv」


鏡の前でちょっとキメてる私、

実は今日、ナルト君とサスケ君と一緒に絵画の展覧会に行くのっvV

ナルト君がタダ券持ってて、サスケ君と私と三人で行こうって話しになったのが事の始まり。

私、絵画って大好きだから楽しみvV



















「みーさーとーちゃぁ〜んッvV」
                           
「あ、ナルト君っ!それにサスケ君もっ!二人で向かえに来てくれたの!?v」

「まさかーッ!!此処で会っただけだってばよー……;;」

「……フン。俺がこのウスラトンカチと来る訳ねぇだろうが………;;」
               
「なッ!?誰がウスラトンカツだってーーッ!?」

「ばーか、トンカチだ。」

「と、トンカツでもトンカチでもトンコツでも、んな事は別にどーでも良いってばよッ!!」


…な、なんだろう…修羅場……?(違)




「ちょっと待ってて!今下に下りるからっ!!」

「おーう!!」

「…………………」























そんな感じ(?)で私達は絵画の展覧会へvV


「凄ォ〜いっ!!vv」

「す、すごいってばねェー……;;」

「フン。」


そこには何100人と言う人達が列になって並んでいた。

皆、絵画が見たい為にならんでいる人達だ。

















列に並んで10分

一方に前には進まずにいた。


「あと、何分ぐらいかなァ………;」

「さ、さぁ…オレってばお腹空いたってばよォ〜……;」

「フン。ウスラトンカチが……」

「な、なんだってばよーっ!このトマト坊がーーッ!!」

「ト、トマト坊だと……!?」

「そーだってばよっ!トマト坊ーーッ!!」

「このっ…ウスラトンカチ……ッ」


ぎゅぅぅぅぅるるるるるる〜〜〜〜〜っっ


「ぁ、あのっ…わっ…私も…お腹空いちゃった……っ」

「そうだな…俺も腹が減ったし、昼飯でも食べるか……」

「なっ…結局お前も食べたかったんじゃねぇかっっ!!」

「……行くぞっ……」

「う、うんっ……」

「ちょっ…待てってばよーーッ!!」






















それで私達は近くのコンビニへ。

食べ物はナルト君が選んでくれる事になりました。


「じゃじゃーんっ!!今日の昼ご飯はスパ王だってばよー!!」

「……スパ王って…普通おにぎりとかだろ……?」

「なんだってばよっ!どーせサスケはオカカおにぎりが食べたかったんだろッ!!」

「ばっ…違ぇよッ!!;;≪図星≫」

「で、でも…スパ王美味しいし…私好きだし…vv」

「………早くしやがれ」

「なッ…てめェも手伝いやがれってばよッ!!」



お湯はサスケ君の火遁の術で沸かせました。






「美味しいってばよーっvV」

「うん。美味しいvvv」

「………フン」
                     
「知ってるってば?こー言うのって、アルゼンチンって言うんだってばよっ!!v」

「へェー!!ナルト君って物知りなんだっvV」

「へへーんっ!!v((やったぁ!好感度アップだってばよォーvV))」
                       
「…………;;((バカッ…アルゼンチンじゃなくてアルデンテだッ!この、ウスラトンカチッ!!;;))」


しかしその事には、もナルトも気づいていなかった。





「サースケくーんっ!!v」

「な、何だよ…キモいぞ…!?…お前本当にウスラトンカチかッ!?;;」

「コレ、あげるってばよーっ!!v」

「………………((これは……))」
                                      
「サスケ君がさっき欲しいって言ってたから買って来たってばよv納豆入りおにぎりっ!!v」

「こ…この…ッ…((俺が納豆嫌いだって知ってて買っただろ……ッ))」

「早く食べろってばよっ!v((ニヒヒ〜…ざまぁみろってばよッ!!))」

「……それなら、お前にはコレをやるぜっ………」

「………な…………((これは……))」
           
「お前の大好きな野菜沢山入りカップラーメンだ…!((フン。お返しだ…ッ))」

「こ…この…ッ…((オレの嫌いな野菜……ッ))」




「あ、あの……そ、そろそろ行こうか………v;」

「そうだってばねーv」

「………あぁ」


そう言うと、2人は睨み合うのを止め全速力で私を追い越し走って行った。

2人とも…早いなぁ……っ















「良かった〜v人空いてるってばよー!!v」

「うんv早く入ろ〜っvV」

「………フン」


3人は持っていたタダ券を係員に渡し、中へ入った。








「凄いってばよォォォ〜ッ!!」

「うんっ…凄い絵がいっぱい……っv」

ちゃん!ちゃん!早くってばよっ!v」

「……黙れよ。こういう所は静かにする所なんだぜ?…そんな事も分からねぇのかよ、このウスラトンカチ…」

「……なっ!!」

「ナルト君…静かに…ね?」

「う…うん……っ;;((チクショォ〜…ちゃんに注意されちゃったってばよ〜……;;))」








此処には沢山の有名な絵画が飾ってあった。

どれも数億と言う値がついてる。


「うわぁ…コレってあの有名な木ノ葉次郎の作品だぁ…vV」

「確か…ポエロって言う題だったな……」

「そうそうvサスケ君って物知りだねーvV」

「……まぁな……((良しっ……v))」



≪注意:木ノ葉次郎やポエロなどこの夢小説に出てくる画家&作品は実在しません。≫







「何だってばよォ〜…サスケばっかりィ〜……;;」


ナルトは絵画に興味が無く、一人椅子に座って居た。


「はぁぁ〜…つまんねぇーってばよォ〜……;;((ちゃんに話し掛けてみるか…v))」




ちゃーんっ!!コレ変な絵だってばよー!!落書きじゃねぇー?」

「ううん。コレは落書きに見えてちゃんとした絵なんだよ〜!」

「……マジ!?;;」

「うんっ!芸術って奥が深いよね〜っvV」

「ぉ…こっちにあの有名なソカピの幻があるぜ」

「本当!何処何処〜っ?vV」

「あ!?…ちゃーん……;;」



な、なんでだってばよォ〜……;;
                     
そりゃぁ…オレよりサスケの方がぁ〜…


顔が良いだけだし


頭がちょっと良いだけだし


身長が少々高いだけだし



そのぐらいの違いだけだってのに……(待)


ひょっとして、このままちゃんとサスケが………
















「そんなの……嫌だってばよォォーーー!!」



こーなったら!!



「「  変化ッ!! 」」





ボンッ





その音に客が振り向いた








次の瞬間――――







『 きゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!!! 』


『 バケモノーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!! 』


『 幽霊ーーーーーーーーッ!!! 』


『 妖怪だぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!! 』


『 逃げろォォォォォォォォォーーーーーー!!! 』






客達は逃げ出した。


中には気絶した人も……。








「な、何!?今の叫び声ッ!?」

「どうしたんだ……!?」


とサスケは人が居なくなった辺りを動揺しながら見回した。






そこへ―――







ちゃーんっ!!見て見てってばよォ〜っ!!v」


「ナルト君?……どうし…た…の…………」




は唖然とした。


振り返った真後ろに前に居たのは……








ちゃんが言ってたソカピの幻っていう絵に変化したってばよっvV」






そう、目の前にはあのソカピの幻の絵が。


しかも巨大で5メートル以上あると思われる。


胴体は天井を突き破っていた。






「…ッ…………」






バタンッ





は気絶して倒れてしまった。

タイミングよくサスケがキャッチしたので怪我は無かった。




「バッ…ウスラトンカチ何やってんだッ……!?」


「だってー…ちゃん好きだろー?この絵ー!?」


「だからってそれは遣り過ぎだろーがッ!!」


「そーかぁ?」


「そうだろ−がッ!!天井打っ壊して幾ら金が掛かると思ってんだ!?」


「……………あ!?」




ピコーンピコーンピコーン……


≪注意:パトカーの音です。((誰が何と言おうとパトカーの音です。))≫



「な、パトカーが来たじゃねぇかッ!!やばいぜ!?器物損害罪で逮捕されるぞ!?」


「た、逮捕ッ!?どーすんだよッ!?」


「早く変化解けッ!!逃げるぞッ!!((良いのか!?逃げても……;;))」


「お、おうッ……!!;;」











ピーッピーッピーッ

ダダダダダッ

ドタダダトッ………



≪注意:警察が来た音だと思って下さい。≫
























「ふぁぁぁ〜っ……」

「あ、ちゃん起きたってばよ?」

「ナルト君…?」

「良かったってば…もう2時間も気絶したままだったから……」

「そ、そうだったんだ……」

「って此処何処!?」


「此処は俺の家だ………」

そこへ茶菓子を持ってきたサスケが現れた。


「サスケ君の家…なんだ……」

「もう、大丈夫か……?」

「うん。平気vV」

「それなら良かった…テレビでも見ながら茶菓子でも食べようぜ…?」

「うんっvV」



ピッ



「あ、今丁度ニュースステーヨンドン≪変な名前;;≫の時間だっ…」

『今日午後2時頃、絵画展覧会で巨大妖怪出没という事件が起こりました。』



…………!?


『警察が駈けつけた時にはもう居なかったと言う事です。』

『その巨大生物≪妖怪≫は、ソカピの幻にソックリだったらしいのです。この事件はソカピの呪い事件と歴史に刻まれる事でしょう。』




「……………;;」


「やっぱり、妖怪だったんだね〜…アレ……;;」


「え?」


って事はちゃんは巨大生物≪妖怪≫=オレって気づいて無かったって事!?

な、何かラッキー?v(待)




「ウスラトンカチ…ッ」

とサスケがオレに耳貸せと言ってきた。


「何だってばよ……?」

「この事は誰にも言うなよ……?」

「分かってるってばよっ……」

「言ったら逮捕されるからな……」

「う………;;」









こうして、嵐のデートは無事(?)終了した。

結局、ちゃんとは進展無し……;;

次こそは…っ!!








END。






大変な事になってしまいましたね…(苦笑)

良いんですかね?これって逃亡者!?(待)

まぁ、終わり良ければ全て良し…ですねっ!(良くない良くない)

内容は微パラレルっぽいです…(ぇ)



この作品はシズクサマ宛、隠しページリクエスト作品です。

如何だったでしょうか…?(苦笑)

気に入って下さると嬉しいです。



この夢小説はシズクサマのみお持ち帰り可能です。

隠しページ発見有難う御座いました。



05.6,13