彼 女 と の 付 き 合 い 方
「じゃぁ、お出かけしよっか。」
「はぁ……?」
告白して30秒、付き合う事が決まって第一声がそれですか、オイ。
彼女との付き合い方。
「だから、お出かけだよっwアタシ達、今から恋人同士なんでしょ?だから良いじゃん。」
「恋人になって直ぐに二人がそのまま出かける…なんて展開あるか?普通。」
「ぇえー!あるでしょ、普通。」
「普通は恥ずかしくて家に帰るもんじゃねぇのか?」
「全く、シカマルは恋愛を理解してないわ!…彼女居ない暦生まれてからずーっとでしょ?」
「……駄目かよ………」
どうせ俺は美形じゃねぇからモテねぇし、好きなヤツなんて居たことねぇよ!
……お前以外……。
しょうがねぇだろ…お前が初彼女なんだから…な。
「ま、良っか。行こv」
「…何処にだよ……?」
「とりあえず…公園っvV」
こーえん…って、餓鬼かよ……っ
そこが…また…良いんだけど…な…。
「わぁーv久しぶりィ〜vv」
「おぉ、懐かしいなぁー…v」
「遊ぼーっwまずはブランコーvV」
「ちょっ…オイッ。」
全く…は、自分勝手すぎだっつーの…。
「えへへーwブランコって懐かしいーっv」
「……そうだな……w」
すると、は立ち上がり俺のブランコまでやって来た。
「よーしっw二人乗りしよっv」
「は?…ぇ…ちょっ……オイッ!///」
は、行き成り俺の膝の上へ座った。
肌が密着して…なんか……ヤバイ……////
「もー。早くしてよー…っ」
「はぁ…わ、分かったよ…っ///」
キーッキーコッ
俺は恥ずかしいのを我慢しながらブランコを扱ぐ。
は全然平気って顔をして楽しそうにしている。
お気楽な奴…。
恥ずかしいとか思わねェのかよッ///
「はぁぁっ…楽しぃーっvV」
「……嗚呼。」
「何よー。その浮かない返事はっ!」
「別に…っ」
コッチは恥ずかしいの我慢してんだよッ!!///
俺の気持ちを考えろってのッ!!///
「ぅんんーっ!ふぁあぁ…疲れて眠くなっちゃったぁ…」
そりゃぁ…ぁんだけ元気よくはしゃいでれば疲れるっての。
俺なんて緊張しの、疲れるの、恥ずかしいので大変だったってのに…。
「ねぇっ、寝て良い?」
「はぁ?////」
ね、ね、ね、ね、寝るだぁ!?
ちょっ…ちょっと待て待て待てッ!!
今日恋人同士にばっかりの二人が、公園でデート(?)をして。
でもって彼女が寝るって何だよそれはッ!!
ちょっ…意味が分からねぇっつーか俺混乱してきたぞ!?
「だから、眠たいの!寝て良い?此処で。」
「此処で!?///」
「うん。此処でっ!v」
「ちょ…公園だぜ?」
「だからっ…あそこにベンチあるじゃんっ」
そもそも、ベンチの問題じゃねェ気がするんスけど・・・。
俺の説得(?)にも応じず、はベンチまで走った。
「ふぁぁ…んっ…5時になったら起こしてねぇ。。。」
「あ…嗚呼…」
「じゃぁ、寝ますかっ。」
「ちょ…ちょ…オイーッ…!?///」
「え?」
「『え?』じゃねぇって!!おまっ…お前っ何してんだッ!?///」
今の状況を冷静に整理しようと思う。
ベンチがあって。
そこに俺とが座って。
んでもってが……。
が…俺の膝に頭を乗っけて……。
つまり…膝…膝枕……?
「駄目?膝枕……」
「駄目っつーか…普通は女が膝枕するだろ!?逆じゃねぇかッ!!///」
「良いじゃんっ、今は男女平等の時代よ。」
「な、何っ…意味不明な事を言ってんだよっ…お前はッ!!///」
「んもぅ…眠い……」
「お、おいコラァッ!寝んじゃねぇっ…!///」
オイオイ…マジですか。
マジで寝ちゃったんですか!?
どうするよ…俺…。
「ったく…しょうがねぇなァ……」
このまま5時まで寝かせとくか…。
こんな幸せそうに寝てるを起こすわけにはいかねぇよな。
「…このっ…ワガママ自分勝手女が……」
ちくしょぅ…。
こんなワガママ女でもなァ…。
俺が惚れた女なんだよォっ!
嫌いになれねぇのが凄ぇ悔しいぜッ…。
・・・・・・・・・・・・。
可愛い寝顔しやがって……。
「………………」
俺はの名前を呼ぶと、の顔に自分の顔を近づけた。
「……散々お前のワガママ聞いてやったんだからな…っ。今度は俺のワガママ聞けよ…?」
そう言うと俺はに軽くキスをした。
ちくしょぅ…。
やっぱり可愛いぜ……。
――大好きだ…っ――
fin...
初の激甘デス。まァ、今までの甘と特に変わって無いような…(ぇ)
シカマル…振り回されっぱなし(笑)
ラブラブな感じで書いてみました…が、なんか違う;;(苦笑)
この夢小説は文音様宛、隠しページリクエスト作品です。
お出かけネタではなく公園ネタになってしまいましたっ…スミマセン;;
気に入って頂ければ嬉しいです。
この作品は文音様のみお持ち帰り可能です。
隠しページ発見、有り難う御座いました。
05.7.30