星 に 願 い を 


どうか神様、火影様。


私の願いを叶えて下さい。


この乙女の願いを……。





+   に 願  を  +







「流れ星に願い事を言うと願いが叶うんだよねっ?!」

「はぁ?姉ちゃん…そんなこと信じてた訳?」

「だってだって…本当なんだもんっ」

「あんなの本気にしてた訳?はぁ…姉ちゃんは馬鹿だねぇ〜」

「お、弟のくせにっ…姉に向かって馬鹿とは何よぉ!!」

「だって馬鹿じゃん。」






弟にはそう言われたけど……





「やっぱり試してみる価値はありそうだよねっw」


今日から3日間だけ流れ星が沢山流れるって、テレビでやってた。

私のこんな願いが…叶うのかは良く分からないけど…。

試してみたいの。








「ぁっ…本当だぁ!!綺麗ーーーっvV」

外には大量の流れ星。

凄く綺麗に輝いている。

こんなに流れ星を見たの初めて〜vV




「って…早く願い事しなきゃ……」








「どうか、神様、火影様…流れ星様…っ」

私は両手をぎゅっと握り流れ星に願った。















「サスケ君が、女の子に優しい王子様みたいな人になりますようにっ…そして……」


















「サスケ君と恋人になれますようにっ」


















ピカッ






















その時…何と例えて良いか分からないほどに流れ星が光った。
































そして…朝になった。





「ふぁぁぁあ〜…」

ううっ…昨日ずーっと流れ星を見ていたから眠いよぉ〜…。




『キャーーーッ!!v』




この女の子達の声からして…サスケ君…来たのかな……v

遠くから離れて見ることしか出来ないけど…。

それは私の幸せなの。






『サスケくーーんっvVおはよぉ〜vV』


相変わらずファンの子達って凄いなぁ…。


「おはよう…皆w」











はへ?













「い、今サスケ君がおはようって言わなかった…?」



あのサスケ君が…まさか…何かの聞き間違えだよね……。
















「ぁ、おはようv」



「ぇ!?ぁ…ぉ、おはよっ…」



サスケ君が私に挨拶してくれた!?

う、嘘ッ…夢みたいっ…vV








「じゃ、学校行こうか…v」


「……へ……?」


「早くっ…行くよっw」


「ぁ、あのっっ!?」




サ、サ、サ、サ、サ、サスケ君が私の手を!?

し、しかも…有り得ない微笑だしっ!?

こ、コレは夢!?夢なのっ!?





『サスケくーーんっ!!何でそんな子とー!?』


ひぇぇ〜…ファンの子が睨んでるよぉ〜…。

こ、怖いんですけど…殺気が……。





















あの後サスケ君と学校で別れて大変だったんだから…っ

ファンの子に睨まれるし…なんか何が何だかっっ







それから授業が終わり放課後。








、帰るよv」

「サ、サスケ君…っ!?」





な、何故私がサスケ君と…!?

しかも手なんか握っちゃったりしてっ!?




「サスケ君…ぁの…何で私と一緒に……?」


「何でって…恋人同士だろ?俺達v」


「ごっ…こっ…ほっ…ひっ…こっ…恋人どーしィィィィ!?!?」




こ、こ、こ、恋人!?


わ、私とサスケ君がぁぁぁあああああ!?


ゆ、夢だわ…っ


コレは夢よっっ



頬を捻れば良いのよねっ!!






……痛い……夢じゃないっ!?











「じゃぁ、行こうかv俺のお姫様w」



………キモッ!!



こんなのサスケ君じゃないっっ!!


私の好きなサスケ君は、あんなキザ野郎じゃないわっ!!


ど、どうしてサスケ君があんなキザ野郎にっ!?








ま、まさか……。



















―サスケ君が女の子に優しい王子様みたいになりますように―











―そして―






























―サスケ君と恋人になれますように―






























ま、まさか…あの願いが叶ったの!?


如何しようっ……。











…?どうかしたの?」






「サスケ君っ…一緒に来てっ!!」





?何処へ行くのっ!?」































「行き成り来てって言われて何処に行くのかと思ったら、の家?」


「そ、そうっ…早く入って!!」


「ぇ…あぁ…じゃぁ、お邪魔します……」


「サスケ君は、二階の右側にある私の部屋に行ってて!!」


「…分かった」





と、兎に角…夜になるまで待つしか…。







「ね、姉ちゃんが男を連れてきたっ…しかも…あの、うちはサスケ!?」


「ぜ、絶対部屋に入って来ちゃ駄目だからねっ…!!」


「分かってるよ。年頃の2人の邪魔なんてしないって」


「そう言う意味じゃなくてーーっ!!」






















「何時まで俺は此処に居れば良いんだ?」

「もーちょっと、暗くなるまでっ!!」

「夜まで居ろって事…?」

「そ、そう言うことになるかな……」

「ぇ…それって…泊まれって事……?v」

「ち、違よっ…!!」





と、兎に角…夜まで待つしか……。











「あ、流れ星…綺麗だねvV」

「う、うん…っ」

「もちろん君の方が綺麗だけど…w」

「あ、あははははっ……」





夜空には沢山の流れ星。


それは昨日と同じぐらい綺麗だった。








「………?」






私は昨日と同じように両手を握り流れ星に願った。


























「どうか、サスケ君を元のサスケ君に戻して下さいっ!!」

















「どうか…私の大好きなサスケ君に戻して下さいっ!!」






















……あ……れ……?






違う…昨日とは違うっ!!





光らないっ!!





何で…!?




このままじゃ…サスケ君がっっ!!























「どうかっ…お願いしますっ!!サスケ君を元に戻して下さいっ!!」



















「私の大好きな…大好きなサスケ君に戻して下さいっ!!」

























「お願いしますっ…サスケ君を…私の大好きなサスケ君に戻してくださいっ…!!」
























「ど、どうかっ…サスケ君をっ…私のっ…大好きな…サスケ君にっ……」



















ぎゅっ




















「サ…サスケ君……?」


行き成りサスケ君に後ろから抱きつかれ私は動揺していました。


だって…凄く……暖かくて………。













「馬鹿だな…お前……かなり…ウザいっっ……」



「サスケ…君?」



「何回も大好きなサスケ君…とか言うんじゃねぇっっ…」



「……サスケ君………」




「凄い…恥ずかしいだろうがっ……」



「……サスケ君……」






後ろを振り向かなくても私にはサスケ君が照れているのが分かった。


抱きしめている体が…凄く熱かったから。





















「俺だって…の事…大好きだ…っ」




「サスケ君……っ」
































何故あんな事が起きたのか未だに分かりません。



でも、流れ星に願ったから…とうのは確かで……。




……やっぱり分かりません…。












私、次に流れ星を見れたら願いたい事があるんです。













「どうか、サスケ君とずーーっと一緒にいられますようにっv」









END。








本当にこんな話があったら怖いな…と書きながら思ってました(苦笑)

あんなキザなサスケ君はサスケ君じゃなくなりますね…もう途中からコイツ誰?見たいな……。

キザじゃなくてお笑い系とか、関西弁とかも良かったなぁ…と思う今。(ぇ)

…お笑いとか関西弁とかのサスケ君は見たくないですね…(自分で言いだした事なのに…;;)

まぁ、こういうネタは嫌いじゃないです…(オイ)

また誰かのこんなネタ書きたいなぁ…なんて思いますv…キャラが破壊しちゃいますね…(死)



05.5.28